18.霜降(そうこう)
2024年10月23日(水)
朝霜がおりる時期。
七十二候
- 霜始降 (しもはじめてふる) 霜が降り始める(10/23~27頃 )
- 霎時施 (こさめときどきふる) 小雨がしとしと降るようになる(10/28~11/1頃 )
- 楓蔦黄 (もみじつたきばむ) モミジやツタの紅葉が始まる(11/2~6頃 )
霜降
乾く人!必見
秋も深まってまいり、霜降は晩秋、秋も最後の「霜降」ですね。シモフリではないですよ。「そうこう」です!!!乾く人!!!最後までご覧くださいね♪
霜降は、朝露が霜に変わる時季。 霜が降りて山も白く化粧。気温がグッと冷え込んで各所で紅葉が見ごろに。
霜降は肺、肌に注意
初霜が見られる秋最後の節気。養生の仕方で今後が変わる大切な節気。慢性胃炎や十二指腸潰瘍の人は特に注意。膝の関節炎や気管支など肺のトラブルが起きやすい。衣類で暖かくし、肺を潤し、乾燥を防いでいきましょう。本格的な冬に向け、補気血と胃腸をいたわることが大切です!
霜降霜降の養生法 「滋陰潤肺」「 養陰防燥、潤肺生津 (よういんぼうそう、じゅんはいせいしん)」 燥邪犯肺(乾燥によって肺を痛めたことが原因で出る)空気が冷たく乾燥する「涼燥」対策
咳嗽込んだりしてませんか?
残暑厳しい「温燥」から、「涼燥」に。空気が冷たく乾燥する「涼燥」。霜降の養生法は「 養陰防燥、潤肺生津 (よういんぼうそう、じゅんはいせいしん)」です。
中医学は中庸バランスがベスト。
陰陽バランスがとれると頼もしい体に
陰陽五行の「変易、不易、易簡」の三義が書かれた「易経」。六十四卦によって自然と人生の変化の道理を説いた書で中医学も影響を受けています。 春夏秋冬と世で起こる神羅万象の出来事は「陰の気」と「陽の気」のバランスが変化することによって起こると考えます。 理想的な陰の気と陽の気が調和してバランスが良い状態を「中庸」と言います。中医学も陰陽五行学説が基礎となっているので、健康な状態がこの中庸の状態です。 日々さまざまなことが起こりますが、陰陽のバランスは絶えず「対立抑制」「互根互用」「陰陽消長」「陰陽転化」しており、それによって中庸が保たれています。
自分にあう食べ物でバランスが 中庸(平和体質)に保たれていると、ウイルスなど「邪気」が襲ってきても上手にかわすことができます。 中医学のケアというのはこのカラダを中庸に保つ養生法です。
霜降では「滋陰潤肺」
滋陰潤肺して(陰を補い肺を潤し)「衛気バリア」を分厚くして涼燥邪気に備えましょう!
霜降では「滋陰潤肺」. 陰精を養う「滋陰潤肺」が陰陽のバランスを保ち中庸に近づくポイントです。
滋陰潤肺して(陰を補い肺を潤し)「衛気バリア」を分厚くして涼燥邪気に備えましょう!
霜降に乾いてしまうと・・・
秋は肺が活発になる季節ですが、傷みやすい季節。
秋は、五行学説で五臓の肺が同じグループに属します。冷たく乾燥した燥邪がカラダを侵襲すると、 のどや鼻の乾燥や痛み、 肌や髪の乾燥、 ドライアイ、 関節の痛み、 のどや鼻の粘膜が乾燥して、 風邪やウィルスが侵入しやすくなります。
肺は「喜潤悪燥」と言い、潤いが好きで乾燥が苦手で、冷たく乾燥した空気は肺の働きを低下させます。 マスクで直接冷たい空気を吸い込まないよう気をつけ、マフラーやスカーフでノドを覆うのも効果的です。 また、室内も乾燥に気をつけ加湿器や濡れたタオルを干すなどして湿度調整してノドや鼻の乾燥を防ぎましょう
霜降「秋土用」
土用*前の季節から次の季節 への変わり目。
立春、立夏、立秋、立冬の前18日間はそれぞれの土用期間となり、前の季節から次の季節 への変わり目。
土用の間は脾(胃腸)に影響を及ぼします。この季節に土を触ると脾(胃腸)を傷めるという言われがあります。ガーデニング好きは要注意。そして 霜降の時期はお腹を冷やさないように気をつけましょう。
霜降おすすめの食べ物
秋のオススメ食材は白!
※陰精を傷つけやすい唐辛子、しょうが、ねぎ、にんにくなどの食べ過ぎには注意。
秋は楽しく!!秋は悲しまない!
悲しみは肺を痛めます。
中医学的には人間も自然であるという、天人合一。
秋の夜長には 落ち葉が落ち、ヒトの心も内向的でもの悲しくなり感傷的になりがち。中医学では、悲しみは肺を痛めます。充分注意。悲しい気持ちを強く持ち過ぎないで明るく楽しいTemps Connvivial な生活を心がけ肺を傷めないで健康を保つ秘訣です!
霜降おすすめレシピ
♬ご紹介したrecipeは
フランス菓子教室 研究家クラス
のレッスンのレシピになります。
レッスンで各自盛り付け、好評だったフランスの田舎風ローストポーク。ソースをレストランのようにしいて仕上げるもバター不使用なのに、本格味。
フランス菓子教室 研究家クラス試食タイムより。 タルトタタン