《上品ごはん。》の上品の意味
上薬(上品)
上品は養命薬(生命を養う目的の薬)で、無毒で長期服用が可能。 不老長寿の作用がある。 上品(じょうぼん)の120種は、不老長生の薬物。
生命を養い、不老長寿に。無毒なので長期間服用してもよい。
中薬(中品)病気を予防し 体力を養う滋養強壮。
中品は養性薬(体力を養う目的の薬)で、 中品の120種は保健薬。上品と下品の中間なので、使い方次第では毒にもなるので注意が必要。
下薬(下品)病気を治す 治療薬。毒性があるので服用は短期間。
下品の125種が治療薬下品は治病薬(治療薬)で、 毒性が強いものが多いので長期にわたる服用は避けたほうがよい。病気を治すために用いる。
「医食同源」や「薬食同源」という、食べものと薬の源は同じとされている考え方があります。
『黄帝内経』、『傷寒雑病論』とともに、中国医学における三大古典の1つ。『神農本草経』 しんのうほんぞうきょう 中国最古の薬物書。 2~3世紀に成立したと考えられ、神農本草経には365種類の薬物を上品・中品・下品の三品に分類し、名称、薬性、薬効などを記してある。
この『神農本草経』では、食べものを効用から3つのランク、 上品(じょうぼん・じょうほん)、中品(ちゅうほん)、下品(げぼん)にわけています。
そして、呼び方からわかるように、『神農本草経』では、予防的な食薬物が上品と上ランクに、治療薬は、 下品と呼び、下ランクに位置しているんですね。
つまり薬性が強く、 病気療養に主に用いられる下品よりも毎日食べてからだを丈夫にする上品こそが体にとって理想であるということです。
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