14.処暑(しょしょ)
2024年8月22日(木)
14. 処暑(しょしょ) 8月22日〜24日
穀物の収穫も近くなり、暑さも落ち着き、台風も多くなる
七十二候
- 綿柎開 (わたのはなしべひらく) 綿を包む萼(がく)が開く(8/23~27頃)
- 天地始粛 (てんちはじめてさむし) 暑さがようやく鎮まる(8/28~9/1頃)
- 禾乃登 (こくものすなわちみのる) 穀物が実る(9/2~7頃)
処暑は暑さがここで止まるということ。暑さのピークも越え朝晩の温度差も大きくなって来ています。
暦上は、秋になりましたよ。
薄着もほどほどにして風邪に気をつけ、早寝早起きを心がけましょう!
「小学生かよ!」って思いますが、実は中医学では、夜ので陰の時間はすごく大切なんです。陰とは気血水のうちの血水。 特に水(スイ)は体の潤いの源。
秋はいつにも増して美肌ケアを!49歳過ぎている方、美肌に興味のある方は、要チェック。
秋は五行学説の「金」のグループ。臓は肺が同じグループ。
「肺悪燥、肺喜潤」(肺は潤いを喜び、乾燥を嫌う)
肺は潤いを好むので、乾燥しやすい 肺を秋は特に重点ケア
肺は潤いを好むので、乾燥しやすい。 肺を秋は特に重点ケアしていく必要があります。
秋は皮膚の毛穴も閉じ気味で、汗をかきにくいため、皮膚は乾燥してきます。
秋に限らず!いつも乾燥肌のあなた、また49歳過ぎの方は潤いに飢えています。常に秋の薬膳ケアがおすすめ。
処暑の養生法をじっくり読んで深まる秋に向けて対策してくださいね。
処暑ケアをしないとどうなるの?
肺は嬌臓(外邪に犯されやすい臓)だから 燥邪が肺を傷めてしまうため、粘膜系が乾燥し咳嗽、鼻水が出て感冒やインフルエンザにかかりやすくなってしまいますよ。
肺をいたわることは、中医では肌をいたわることでもあります。ケアしないとお肌も髪もカサカサに!
見た目が9割?
中医学では見た目が9割?ならぬ《望診》と言う診断方法。
中医学では見た目が9割?ならぬ《望診》と言う診断方法があります。つまり「見た目が良ければ、見えないところも良し」という訳。
逆に、不調のシグナルは外からも見えてます!ということです。だからこそこの24節気のメルマガでチェックポイントをお伝えしていきますね。
その日のうちに、本格中医薬膳セルフケアが知識ゼロからできます。(匿名でのパーソナル相談も受け付けております。HP1番下【私ごはん。相談室】より。お気軽に)
処暑の養生原則【清熱安神】【滋陰潤肺(じいんじゅんはい】)
安神とは精神の安定と良い睡眠。 神は精神や情緒のこと。精神不安・緊張・動悸・不眠・多夢などをケアすること。(夢!って面白いですよね。)
処暑のおすすめ食材 は白、プラスα
秋は「滋陰潤肺(じいんじゅんはい)」
秋の五行の色は「白」。
肺の陰液を補う山芋、黒・白キクラゲ、貝全般、秋のフルーツ(梨、りんご)などなど。秋はとにかく体の中から潤おしましょう!!!!
時々辛味で体表の邪気を発
もちろん脾(胃腸)ケアはお忘れなく。土生金(脾が肺を強くする)だから
山芋だと一石二鳥。腎にもいいから一石三鳥!
「小ジワが気になるよ〜」って方は黒ごまやしろキクラゲをとりつつ、22時から26時のゴールデンタイムには眠りについているのが理想です。
処暑のおすすめ食材
- 山芋
- れんこん
- 白きくらげ
- 松の実
- 白ごま
- ゆり根
- 豆腐
- 豆乳
- もち米
- イカ
- ぶどう
- さつまいも
- セロリ
- 黒ごま
- 里芋
- 金針菜
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♬ご紹介したrecipeは おもてなし料理教室 のレッスンのレシピになります。
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