17.寒露(かんろ)
2024年10月8日(火)
草木につく露が冷たくなる。
七十二候
- 鴻雁来 (こうがんきたる) ガンが渡来し始める(10/8~12頃)
- 菊花開 (きくのはなひらく) キクの花が咲き始める(10/13~17頃)
- 蟋蟀在戸 (きりぎりすとにあり) キリギリスが家のまわりで鳴き始める(10/18~22頃)
【寒露 】10/7 〜10/9 オススメのお献立と7つの豆
寒露
人の生理機能は冬に向かって
のんびりモードへ
寒露は秋涼(寒くなる秋)が始まる日。
この日から気温が急に下がり、中医的には陰気が増す時期。
この時期は胃腸も大きく影響を受けます。
うっかり寒い思いをして(きちんと靴下を履いたり、服で防寒を)
胃腸が痙攣するように収縮したり
胃酸の分泌が増え過ぎたり。
そうかと思うと
食欲が旺盛でいつもより食べすぎてしまったり。
食欲の秋は胃腸に対していたわりが必要です。
《感冒と秋の乾燥》
風邪や肌のカサつき対策を!
中医の陰邪が入りやすくなる寒露。体調管理が大切。
冬の収蔵の時期の下準備を。
寒露の体調管理対策は4つ
- 潤肺
- 生津
- 健脾
- 養胃
潤肺
生津
健脾
養胃
24節気の寒露の時期に、オススメ食材
ひとつなら《蜂蜜》
寒露の時期には蜂蜜を一杯ほど!!
寒露と7つの豆
この7つの豆がぴったり!!
- 大豆(護心通便)
- 小豆(潤腸降圧)
- 緑豆(清熱解毒)
- 黒豆(補腎健体)
- そら豆(健脾利湿)
- グリンピース・えんどう豆(補中益気)
- さやいんげん(健脾和胃)
肺を潤し、秋の乾燥対策のレシピで冬に向かい準備しよう!
体を温める温熱性の食べ物を上手に組み合わるのがコツ!
- クルミ(温肺 防咳嗽
- 柿子
- 人参
- 大根
クルミ
クルミはアンチエイジング食材!!!
《健脳》であり体が芯から温めることができます。肺も温め寒さによる咳が出やすい方にはオススメ。
柿
柿子は《生津止渇》
ポトフや煮物が24節気寒露にイチオシ!
秋に辛味を上手に取り入れた手作りカレーもグッド!
人参(補益潤燥)
大根(順肺益気)
寒露おすすめレシピ
♬ご紹介したrecipeは
おもてなし料理教室
のレッスンのレシピになります。
レッスンで各自盛り付け、好評だったフランスの田舎風ローストポーク。ソースをレストランのようにしいて仕上げるもバター不使用なのに、本格味。
伝統フランスン菓子 サントノレ。フランス菓子教室 研究家クラス試食タイムより。あなたの五臓六腑は絶好調
●五臓六腑●は中医の言葉
五臓六腑は人体の解剖学がまだ整っていない2000年以上前に生まれた中医学の概念です。
五臓中が詰まっているもの
六腑中が空洞で筒状のもの。
五臓肝心脾肺腎
六腑胆小腸胃大腸膀胱三焦
を指します。
三焦が入って六腑。
三焦全身の内臓を包むもの。西洋医学では【三焦】に相当するものは存在しないです。 中医では《気と水の通路》です。
あなたはいつもどんな気分で過ごしていますか?
中医では、五臓六腑のは内臓の作用だけでなく、意志や感情など精神面と密接な関係があると考えています。
例えば「キモ(肝)が座る」「大胆な」などいいます。「胆」は「決断」する作用があるのです。 また臓腑は表裏関係です。西洋医学でも《心・小腸》《肺・大腸》の繋がりについてのエビデンスが出されています
五臓六腑にこんな症状があればケアを始めましょう
肝 怒りっぽい。筋肉の痙攣。情緒不安定。目にトラブル
心不眠。過剰に喜ぶ。舌の先端が赤い
脾異常な食欲。肌が黄色。涎が垂れる。胃腸が弱い
肺 肌にトラブル。呼吸器不調。悲しくて仕方ない
腎 老化が気になる。夜間頻尿。よく驚く。
五臓六腑は季節とも連携しています。 季節ごとに、不調が強くなる時期がないでしょうか。
こんな方、このメルマガをチェックして、あなたの小さな変化のうちに食べ物でケア。 早めの気づきが◎です!