9芒種(ぼうしゅ)

芒種 6/5〜6/7

9. 芒種(ぼうしゅ) 6月5日〜7日

芒(のぎ 、イネ科植物の果実を包む穎(えい)、稲でいう籾殻にあるとげのような突起)を持った植物の種をまくころ。

七十二候

  • 蟷螂生 (かまきりしょうず) カマキリが生まれる(6/6~10頃)
  • 腐草為螢 (くされたるくさほたるとなる) 腐った草が蒸れ蛍になる(6/11~15頃)
  • 梅子黄 (うめのみきばむ) 梅の実が黄色く熟す(6/16~20頃)

芒種は【代謝旺盛、元気消耗大】の時期。

人の体の生理機能が旺盛になり、体内の運動活動も盛んになるので、タンパク質やビタミン流、ミネラルの消耗もし多くなる時期。

なので不足すれば疲れやすくなり、逆にカロリーを摂りすぎれば脂肪となって溜まっていきます。 新陳代謝が旺盛で汗をかきやすい芒種は、津液(水)を消耗しがち。適度に体を潤しながら乾きを止める

  • 冬瓜
  • 苦瓜
  • きゅうり

などのウリ類を上手に摂りましょう。 また ウリ類は味わいとしては《清淡》ですが、中医的には大切な役割を果たしています。血圧が上がり、脂ものは控えめに。 また水分補給をしながら梅干しや桑の実、苦瓜などを加えて飲むことで、生津(潤い作る)におすすめ。

●清熱解暑、補気健脾●

この他《黄帝内経芒種食補》芒種おすすめ食材● 《飲食清淡、忌辛熱》

  • お粥
  • とうもろこし
  • きゅうり
  • いんげん
  • 大豆
  • 山芋
  • ハトムギ
  • 梅干し(中医では 烏梅という干し梅干し)

●芒種の養生原則●

  • ①小心受寒(過度な薄着に注意)
  • ②保持情緒穏定
  • ③汗後勿洗冷水燥

●芒種の経絡調養●

HT1 極泉(きょくせん)

脇の下のツボ《極泉》をマッサージ

「極泉(きょくせん)」。 極泉は、手の少陰心経の1番目のツボ。 ツボの部位は、脇の下。

【極泉の名の由来】

「極」は最高。「泉」は水の湧き出る源という意。心は血脈を主り、血は脈中を流れる心経の最も高い場所にあることから。

極泉穴は、心臓に関係した経絡であるので、心臓病などにも。 また、中医の心では、メンタルにも。ストレスや精神的疲れ、ヒステリーなどにも効果を発揮します。 不安や心配ごと、ストレスからくる胸さわぎ、動悸(どうき)などが原因で起こる五十肩、肩こり、疲労感にこのツボのマッサージで、ケア。

小満に引き続きキイポイントは脾のケア

脾は「気血生化の源」。食べ物から気血という生きるためのエネルギーをつくります。つまり《食べた物であなたは出来ている》です。

芒種は ●清熱解暑、補気健脾「健脾利湿(けんぴりしつ)」●

「健脾利湿(けんぴりしつ)」 「健脾利湿(けんぴりしつ)」とは、脾の働きを健やかに、水分の巡りをよくし、湿邪を溜めないこと。

梅雨時は環境的に湿邪が多い。

以下に心当たりのかる方は、脾が弱って湿がはいっています。今すぐおすすめ食座でケア!

日本はそもそも周囲を海に囲まれていますし、海、川、湖などの水場の近くに住んでいたり、水に関係する仕事をしている人も「外湿」が侵入しやすくなります。 さらに「梅雨」は、湿度が高い「外湿」が多くなります。   「外湿」の湿邪に負けている、湿邪が溜まる状況は、

  • 関節痛
  • 体が重だるい
  • 肌がベタつく
  • 脂性肌
  • 浮腫む
  • 湿疹が出やすい
  • オリモノが多い
  • 水太り
  • 乗り物酔いしやすい
  • 耳鳴り
  • めまい

などの人 気虚体質になっていると湿邪に負けやすい

  • やる気が出ない、
  • 疲れやすい、
  • だるい
  • 少し動いただけで汗が出る
  • 動くのがしんどい
  • 花粉症
  • トイレが近い
  • よくお腹を壊す

こう言う脾は脾が弱っている状況。 早めに気づいてケア! 脾の気虚体質をケアしないで放置しておくと。

  • 胃下垂内臓下垂
  • 子宮脱
  • 脱肛
  • 下痢
  • 流産
  • 多汗
  • 不正出血
  • (鼻血、歯茎出血、血便、血尿、不正性器出血、内出血(青あざ) 脳内出血
  • くも膜下出血

「脾」は、喜燥悪湿(きそうおしつ)」。

乾燥が好きで湿が嫌い。なので、梅雨のジメジメした、この時期は「脾」が弱りやすい。(痰湿で脾が弱ります。)そして脾が弱るとまた湿が溜まる。と悪循環になります。 なので特に「脾」を傷めないように、おすすめ食材で湿を溜めないように心がけることが大切です。 また「脾」は甘味が好き。穀物類や芋類、豆類など自然な甘味や手作りのお菓子を少々が、脾の働きを高めますのでおすすめ。 添加物てんこ盛りの市販のお菓子や カロリーゼロやブドウ糖果糖液糖などを含む人工甘味料などや 甘味の摂り過ぎはかえって脾を傷めます。

●芒種おすすめレシピ● 昨年の芒種おすすめレシピはこちら>>> ⭕️梅の実が黄色く熟す芒種の頃に降る雨、「梅雨」。梅酒づくりの季節⭕️ https://creme-cremes.com/school-recipes/cooking/umeshu.html 【冬瓜と海老の冷やし鉢】 レシピ作り方>>> (温かくても冷たくても美味しい) ♬ご紹介したrecipeは おもてなし料理教室 のレッスンのレシピになります。

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