
5. 清明(せいめい) 4月4日〜6日
清らかで明るい季節。花や草木が芽吹き、生き生きと見える時期
七十二候
- 4/5~9頃 玄鳥至
(つばめきたる) ツバメが南から飛来する - 4/10~14頃 鴻雁北
(こうがんきたへかえる) ガンが北へ渡去する - 4/15~19頃 虹始見
(にじはじめてあらわる) 鮮やかな虹が見え始め
清浄明潔な清明(せいめい)
さあ、気分転換にガーデニング♪
二十四節気「清明(せいめい)」。清浄明潔の略。清明は、「空気は澄んで、天気が晴れて明るく明るく万物を照らし、草と木が緑になり、全てがはっきりと鮮やかに見える」頃。
清明の時期は、春の耕作や春の田植えに適した時期。そろそろ、ガーデニングを。気分転換にもなります。
緑茶を上手に飲む
茶飲:提神醒脳、解腻除煩。緑茶で煩悩をとる
お茶は明代の名医である李時珍が《茶説》《苦寒のお茶で煩悩をとる。》と言っています。
日本でも禅宗寺院では修行僧の睡眠欲を晴らし、集中するため、カフェインを多く含む抹茶を服することが重視されました。つまり、お茶は覚醒効果をもたらす役目だったのです。
晩春には李時珍は特に明前茶を強く勧めています。(明前茶とは、清明の前後に毎年収穫され、加工された新しいお茶。)
清明おすすめのお茶:碧螺春と西湖龍井茶
宮廷御用達の「お茶の妖精」碧螺春と西湖龍井茶
まず、ひとつめは碧螺春(へきらしゅん)。中国の緑茶で、中国十大銘茶の一つ。産地は、江蘇省の太湖の島洞庭山。
碧螺春はその美しい形、明るい色、強い香り、まろやかな味から「お茶の妖精」として知られています. 宮廷で使用するお茶として納めさせたという言われがあります。
もうひとつは、 西湖龍井茶
杭州といえば、「西湖龍井」。特に清明節の前に摘まれる新鮮みあふれる新芽の龍井の茶葉は、最高級品とされ、茶葉はまるで碧玉のような緑色を帯び、昔から皇帝に献上されてきました。
清明の養生法は【疏肝理気 補腎陰】
ストレスをためずに気を流しながら、腎の陰を補う。
《清明》とは黄帝内経で“天清地明“。
つまり、天がすみ、地が明るくなるということ。人間は自然の一部であると考える、
天人合一の中医学では、《清明》には人間の体・頭脳も本格的に活動始める節気と考えています。
《春気者、諸病在頭》つまり、清明は頭のトラブルが多くないます。頭痛不眠、物忘れ、めまい、高血圧のなりやすい節気。脳梗塞にも注意。
清明節気には降圧、減脂
清明には脂肪や血圧に注意
清明節気には降圧、減脂。
気滞体質の方は春に
暴飲暴食しがち。気を流していきましょう。また、下に流す作用のある、ウリ科のお野菜を適度にとっていきましょう。
先祖を敬う節気
「清明」の日にお墓のお掃除
春分の日にお墓参りに行きますが、中国や台湾、沖縄などでは「清明」の日にお墓にお参りしてお墓のお掃除をして、先祖を敬う節気。
ちゃんと早寝早起き
午前7時から午前9時までは胃の経絡の時間
冬と違い早起きすることをお勧めします。午前7時から午前9時までは胃の経絡の時間。早起きしないと陽気がきちんと出られなくなり、内火になります。(気が停滞することを放置したために、上に爆発しようとしている状態。)結果、心臓、肺、脳を乱し、落ち着きのなさ、喉の渇き、めまい、目の曇り、その他の不快感を引き起こす可能性があります。
清明から軽い運動を
汗はかけば良いってものでない!
汗はほどほどにかこう
中医学では、“勿大汗,以养脏气”, 「内臓の気を養うために大量に汗をかいてはならない」
《素问》曰“汗者,精气也” ,
汗は精の気である(体のエネルギー)と考えられています。
汗をかきすぎると、体の陰陽バランスを壊す可能性があります。五臓六腑へのダメージを避けるため、運動中の過度の発汗は避けましょう。
ラジオ体操や八段錦など静かな動きの運動方法をお勧めします。
汗はかき過ぎは、陰液の消耗そのものです。中医だと汗のかきかたにもチェックがはいるのですね。(細かい)
腎水生肝木。肝气旺而腎陰虚
肝気は強すぎると、脾臓と胃への悪影響、食物の正常な消化と吸収の妨げ、情緒障害の原因になってしまう。
腎水が肝木を作ることで生じる肝気過剰と腎陰不足です。
そうすると陰液不足の熱(虚熱)が出て火照りを感ずることも。
春が深まるにつれて体内の肝気はますます盛んになり、春の終わりにピークに達します。
肝気は強すぎると、脾臓と胃への悪影響、食物の正常な消化と吸収の妨げ、情緒障害の原因になってしまうのです。
そして気が停滞(気滞体質)しすぎると、さまざまな病気につながる可能性があります。そうならないためにも、
春は青。緑の野菜を食べましょう。同時に胃腸や肺に栄養を与える食べ物を
時期の旬の山菜を食べて、体の陰陽のバランスを整えましょう。
清明節気のオススメ食材
【疏肝理気 補腎陰】
- 菊花
- よもぎ「草もち」
- 豚肉
- 大根
- 白菜
- セロリ
- 山菜
- 百合根
- もち米
- ナズナ
- ほうれん草
- クコ
- 卵
- 山芋
茶巾寿司
https://creme-cremes.com/school-recipes/cooking/chakinzusi-usuyakitamago.html
番外編!忍びよる!乾燥コオロギ
別名称ドライクリケット知ってる?
乾燥コオロギが、企業に補助金・助成金が出て積極的に使われる流れになりました!個人的にはパッケージの裏側を見る機会が増えそうです。
ですが、敵もさるもの!どうにか、こっそり使いたいのでしょうか?別名がいくつもあるのです。
別名称で知れっとチョコレートのお菓子などに既にこっそり使われ始めているそうです。
原材料名に乾燥コオロギの別名で記載されたら見逃しそうです。
【アミノ酸】とも表現されたら、知ることもできないのですが・・・・。
乾燥コオロギの別名一覧
- ドライクリケット
- グラリスパウダー
- グリラスエキス(液体)
- サーキュラーフード
- シートリア
- CRICKET FLOUR
すべて乾燥コオロギのことだそうです!アミノ酸として使われたらわからないと話題になっています。加工食品には
、積極的に使っていく流れだそう。旨味がたっぷり、熟成コオロギ醤油も、すでに話題です。ますますおうちで材料からつくって食べたい!私です。皆さんはいかがですか?