15. 白露(はくろ) 9月7日〜9日
明け方、草花に朝露がつき、白い粒のようになる時期
七十二候
- 草露白 (くさのつゆしろし) 草の露が白く見える(9/8~12頃)
- 鶺鴒鳴 (せきれいなく) セキレイが鳴き始める(9/13~17頃)
- 玄鳥去 (つばめさる) ツバメが南下する(9/18~22頃)
昼と夜の寒暖差が最大の日。
朝の草木に秋の朝つゆがつく日
新学期早々に秋バテしてませんか?
そろそろ冬支度。
夏から秋兵と気温が下がってきてはいても夏の間に疲れているからだでは、毛穴を上手に開閉して汗のかき方、体温調節がぎこちないことも。
そんな時にウカウカしていると邪気がするりと毛穴から侵入してきます。インフルエンザやカゼをひいたりするのはそのため。
薄着をしないできちんとジャケットを羽織って、体が季節の移ろいに対応できるよう衣類にも気をつけて。
白露の養生原則
白露は《滋陰益気》
きちんと免疫力アップ
汗をかくと陰液が消耗して、気も外に出て行きます。
秋の時期にきちんと陰精を体の中に蓄え、
気をきちんと補うことが白露の養生出とても大切。
つまり免疫力アップすることがポイント!
風邪をひきやすい人、肺やノドや肌が弱い人は
防寒保暖で身を守ることで変わります。
肺は直接外気に触れるデリケートな臓。
この時期は肺の呼吸機能が不調になりやすく、
食べ物の栄養がきちんと体の隅々まで行きにくいと考える中医学。
その結果毛穴も開きぱなしになるので
風邪など外邪が入ってきやすいのです。
乾いてません?
また秋は乾燥の季節。
- 口が渇く
- くちびるが渇く
- 鼻が渇く
- ノドが渇く
- コロコロ便
- カサカサお肌

こういう症状がある人は
中医の潤わせる方法果物や食べ物で
潤肺して中からケアしましょう。
白露おすすめ食材
春捂秋凍(しゅんごしゅうとう)
春は厚着に、秋は薄着に
「捂」は「覆う」という意味。 着物で体を覆うことです。 「春は温かくなってもすぐに薄着にならず、少しずつ薄着になりなさい。 秋は、寒くなってもすぐに厚着にならないで。」

一年を通して昼夜の気温差が最も大きくなるこの時期は、 人体の陰気は十分に発達しておらず、陽気は十分に蓄えられておりません。 厚手の服を着るのが早すぎると、毛穴(腠理)が開きます。そうなると、外部の邪気が侵入しやすくなります。
秋は多少寒い思いをしても なので、夏の間に取り入れた、陽気を逃さないために、すぐに厚着にならずに、 涼しい空気に皮膚の表面をさらして少しずつ肌を引き締めることが 重要なのです。
薄着でも、足とお腹は冷やさないことが大切です。 (慢性気管支炎や高血圧、心臓病、胃腸病や気虚など虚弱者、関節症、糖尿病などの既往症のかる方には勧められません。)
白秋・・・秋は白
中国伝来の「五行説」では、秋は白とされており、秋のことを「白秋」ともいいます。 ちなみに、多くの名作を残した詩人・北原白秋(本名・北原隆吉)が活躍した時代は、「白露時代」と呼ばれています。
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【白露 】9/7〜9/9 かぼちゃと百合根でそろそろ冬支度を。