11小暑(しょうしょ)

小暑

11. 小暑(しょうしょ) 7月6日〜8日

梅雨が明けて暑さが厳しくなり始める。この日から大暑までが「暑中」。暑中見舞いの時期。

七十二候

  • 温風至 (あつかぜいたる) 温かい風が吹き始める(7/7~11頃)
  • 蓮始開 (はすはじめてひらく) ハスの花が咲き始める(7/12~16頃)
  • 鷹乃学習 (たかすなわちわざをなす) 鷹の幼鳥が飛翔の練習を始める(7/17~22頃)

小暑の養生原則

【健脾胃】【安神養心】

【安神養心】とは、喜び過ぎたり(心を傷けます)、イライラしたり怒ったりしないで(肝を傷つけますの気滞体質をきちんとケアして)精神を穏やかに保ち、心血を養うことが大切です。 この季節のイライラや怒り、過度な喜びは「肝」「心」を傷めますので、穏やかな気持ちで夏過ごしましょう。

また、夏は消化器系の病気が起こりやすい季節で、暴飲暴食や冷たいものの飲み過ぎ食べ過ぎに気をつけ、【健脾胃】ます。特に痰湿体質の方は胃腸が弱ることで、湿疹など出やすいので、冷たいドリンクを摂りすぎないように。

小暑 7/6〜7/8

【健脾胃】【健脾利湿】

水の巡り良くして湿を溜めない 夏は心!

【安神】

安神とは、精神の安定。心(ココロ)のこと。 イライラしたり、怒ったり、睡眠不足になったり。 心が乱れるのを《心煩》と言い、中医では熱が出ている状態です。  

【養心】

 そして養心とは、心(しん)の働きをケアすること。少し苦味のある食べ物は心をケアします。 この暑い季節に、体に熱がこもっている時は熱を冷ます《苦味&寒涼性の食材》がオススメです。

中でも【瓜!】

胡瓜(きゅうり)、西瓜(スイカ)、苦瓜(ニガウリ)、冬瓜(トウガン)、南瓜(かぼちゃ)。 瓜類は利尿作用があり、余分な水分を流し、余分な体の熱を冷まします。

【お腹の調子を整えて水の巡りを促進する食べ物】

とうもろこし、 枝豆、

【食べる制汗剤】

梅干し、レモン、酢、などの酸味があるもの 抗菌作用もあるので食中毒の予防にも。

小暑【NG】

また、自ら熱を生み出す食べ物、辛い食べ物、脂っこい物、お酒、揚げ物、焼肉などを摂り過ぎると逆に、熱意がこもって熱中症になりやすくなります。  揚げ物など高脂肪の食べ物は、脾胃(お腹)を傷めます。 冷たいビールや炭酸飲料などの飲み過ぎは、湿がたまり重だるくなります。注意しましょう。

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