10夏至(げし)

10.夏至(げし)6月21日~22日

一年でいちばん昼の時間が長い日。 夏至を境にだんだんと日が短くなっていきます。

夏至 七十二候

  • 乃東枯 (なつかれくさかるる)ウツボグサが枯れだす (6/21~26頃)
  • 菖蒲華 (あやめはなさく) アヤメが咲き始める(6/27~7/1頃)
  • 半夏生 (はんげしょうず) カラスビシャクが生え始める(7/2~6頃)

夏至は一年で一番日中が長い日です。冬至と比べ日没までの時間が4時間ほど長くなります。 夏至が「陽」のピークで 「陽 極まれば陰に転じ、陰 極まれば陽に転ず」 中医学の基本となる陰陽学説からみると、気質が変わる大きな節目の時期です。 暑い夏本番がやってくるのですが、自然界の気は、陰遁(いんとん)といい、「陰」が少しずつ多くなり、天地の間は冬至までの間、 「陰の気」の影響を受けてきます。

つまり体調を崩しやすい時期。日ごろに増して 自分の漢方体質に合わせた体調管理が大切です。

夏至の養生原則

夏至は【養脾胃 護陽気】

養生法の基本は、梅雨明けまでは「健脾利湿」。

夏至は胃腸が不調になりがち。暑さを上手に乗り切りながら夏を乗り切りましょう。 酸味と鹹味のものを適度に摂りましょう。胃腸を冷やし過ぎるものは控えめに。

今回は夏にNGものをご紹介します。NGといのは控えるという意味です。

●暑くなってきた夏のおすすめのNG食べ物●

◎冷たい物の摂り過ぎ

  • ①温度の冷たいもの
  • ②生もの(ドリンク、ヨーグルト、サラダ、フルーツ、スムージーなども)
  • ③脂こいもの
  • どうしてNG?夏至に①②③がNGな理由

    冷たいものの食べ過ぎ、飲み過ぎは、脾胃(胃腸)を傷めます。結果気血不足となります。

    そうなると水分代謝が悪くなります。お腹をこわすだけでなくなく,湿がたまり、浮腫みや重だるい倦怠感の要因に。

    刺身や寿司、ざる蕎麦や冷やっこなどにはワサビ・生姜やネギなど温性の薬味をたっぷり添えていただくのが中医薬膳的おすすめの食べ方です。。

    夏至のおすすめ食材

    • そら豆
    • グリンピース
    • オートミール
    • 杏仁
    • 苦瓜
    • 冬瓜
    • 蓮の実蓮子
    • マンゴー
    • スイカ
    • パイナップル
    • ドリアン

    《黄帝内経夏至食補》●●夏至おすすめレシピ●

    果肉たっぷり! 【自家製セミドライフルーツ夏のおやつ&お菓子の材料に】
    レシピ作り方>>>

    ♬ご紹介したrecipeは おもてなし料理教室
    のレッスンのレシピ
    になります。

    https://creme-cremes.com/school-recipes/sweets/semi-dried-fruit.html

    夏至のツボ(経絡調養●)極泉と少衝

    HT-1極泉きょくせん(前回の芒種 参照)

    HT-9 少衝しょうしょう

    手小指の先 両方とも熱を冷ますツボとして知られ、セットで使うことが多い。頭に上った熱を逃がすように、やや強めに爪で刺激を。

    【やり方とケア】

    小指の爪の付け根の内側の角にある「少衝」 心経の井穴。「井」は水の出るところ。「衝」は突然、急という意味気持ちが妙にハイになって落ち着かない時に動悸」「胸痛」「ヒステリー」「肋間神経痛」のぼせ、動悸、不安、緊張「咽頭炎」等に

    参考文献:中国最古の医学書《黄帝内経が今の中医学(漢方)のバイブル。

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